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ここでコーヒーブレイク!何気ない署名がもたらす、恐ろしい結末!

実際
今日体験しましたよん


ピンポーン・・・・・・



ドアチャイムがなると同時に
ワイフが玄関先にトコトコ歩いていく

ガチャっと
ドアを開けると同時に

ブラックスーツ姿の男が二人
笑いながら一言のたまう




「ご署名お願いします」




ワイフはなんの疑いもなく
差し出された書類に

サラサラと自分の名前を
書き込む・・

私は、2歳の娘が走り回るのを追いかけながら
横目で彼らと妻の行動を見た

彼らが去った後
ワイフに聞く




私「一体、何のようなの?」

妻「なんか署名が欲しいんだって。」

私「は?で、書いたの?」

妻「一応、書いたけど・・」

私「あほかーーーーーい!」



と、MG5

マジギレ5秒前な、私であったのだ




「なんで署名しただけで
キレちゃうの~?」

と、素直な疑問が浮かんだ
21歳の加藤ローサ似の君、素敵!


その理由は
これから述べたいと思いますが・・・

はい、これマジで必見ですよ!

タメになること受けあいです・・





「影響力の武器」
ロバート・B・チャルディーニ

P73より抜粋


題:一貫性のテープが回る



心理学者はずっと前から、一貫性原理の力が人間の行動を
方向付ける事に気がついていました

レオン・フェスティンガーやフィリッツ・ハイダー、セオドール・ニューカム
のような著名な理論家は

一貫性を保ちたいという気持ちを
人間の行動を動機付ける力の一つとみなしています

しかし、一貫性を保とうとするこの傾向は
本当に自分がもともと望んでいない事を

私たちにさせるほど
強力なものなのでしょうか

これには
疑問の余地はありません

一貫していたい(一貫していると見てもらいたい)
というこの欲求は

しばしば自分の本当の利益とは明らかに
相反するような行動に私たちを駆り立てます

したがって、これは社会的影響力のとても
強力な武器として使えるものなのです



なぜ、一貫性を保とうとする動機がこれほど強力なのか
それを理解するためには

日常生活の大部分の場面において

一貫していることは望ましく適応的であるということを
知っておく必要があります

一貫していないということは
通常望ましくないという性格特性であると考えられてあります





すぐに心変わりをする女性は
浮気で軽はずみだと見なされますし

他人の意見に左右されて自分の意見を変えてしまう男性は
優柔不断で意志が弱いと見なされてしまいます

考えていることや言っていることと実際の行動とが一致しない人は
裏表のある人だとか、頭がおかしいのではないかと疑われてしまいます





一方、それらが一貫している人は、人格的にも知的にも優れている
と考えられているのが普通です




一貫性こそ
論理性、合理性、安定性、そして誠実ささの確信をなすものなのです


確かに、いい意味で個人的に一貫していることは、
私たちの文化の中で高い価値が置かれてますし

実際そうあるべきです

これによって、
世界に対して合理的で実りある態度が取れます

一貫した態度で物事に対処すれば
大体においてうまくやっていけるのです

逆にそれがなければ
私たちは、困難で、不安定で、支離滅裂な生活を送らなくてはいけないでしょう



さて、話は変わりますが

一貫性を利用した
ある実験が試みられました。



1966年、ジョナサン・フリードマンとスコット・フリーザーが
ある主婦たちに実験を試みました



実験の対象とされた地域の主婦たちは、まず「カリフォルニアを美しく保とう」という
請願書に署名してくれるように頼まれました

政府の効率をあげようとか、胎児に充分な保護を与えようというのと同様
州を美しく保とう、という意見に反対する人はほとんどいないので

もちろん大多数の人が署名しました

二週間ほど経って、フリードマンとフリーザーは
別のボランティアを派遣し

「安全運転をしよう」と書かれた大きな看板を
前庭に設置してくれるよう、同じ住民に頼みました

ある意味で、家主たちの反応はこの研究の中で最も
驚くべきものでした

数週間前にした小さなコミットメント(すなわち、立場を明確にさせる
、公言させるの意)が安全運転に関係したものではなく

全く異なった公共利益に関するトピックスー州の美化ーであったにも関わらず
約半数の人が「安全運転をしよう」と書かれた看板を設置する事に同意したのです


最初は、フリードマンとフレイザーもこの発見に困惑しました


州の美化を支持する請願書に署名するという
小さな行為をすると、

なぜ、種類の異なる
もっと大きな善意行動をする気になったのでしょうか

いくつかの説明を検討し、棄却した後で
フリードマンとフレイザーは、このなぞを解く一つの説明を思いつきました



美化に関する請願書に署名する事によって
自分自身を見る目が変わったのだ、という説明です

公民道徳にのっとった行動をする公共心あふれる市民なのだ、
自分自身をそう見るようになった
のです

だからこそ、2週間後に「安全運転をしよう」と書かれた看板を設置する
という、公共の利益となる行動をして欲しいと頼まれた時

この新しく作られた自己イメージとの一貫性を保つために
要請を承諾したのです





フリードマンとフレイザーの発見から私たちが教えられる事は

些細な要請に同意する場合(署名とか)にも
充分に注意を払わばくてはいけない
ということです

それを同意することによって、非常に類似したもっと大きな要請を
承諾するようになるばかりでなく


最初に同意した小さな要請とはほとんど関係のない
さまざまな種類の大きな頼みごとを受け入れやすくなってしまいます



小さなコミットメント(署名、またはそれ以外の小さな承諾)
の裏に隠された第2の一般的な影響力、これこそが恐れているものなのです



たとえ自分が支持している事でも
私は嘆願書に署名する事はめったにありません



それほど、私は、この影響力を恐れています



そのような行為は、私の将来の行動に影響を与える事だけでなく
私が望んでいない方向に自己イメージを変えてしまう可能性も持っているのです




他人に見えるような形で自分の立場を明確にすると
一貫した人間に見せようとするため

その立場を維持しようとする気持ちがその人の中に
強く生じるようになります



個人的に一貫した人間にみせようとしていることは
非常に望ましい性格特性です

一貫してない人は、気まぐれで、優柔不断で、軟弱で、軽はずみで
不安定な人と判断されてしまう事となります

一方、一貫している人は、合理的で、確かで、信頼の置ける
健全な人であると判断されるでしょう



いえることは
一貫性を利用しようとする人間が確実に存在することです。








PS:

人の心理を勝手に操作しやがって
マジでむかつきます

で、

ブラックスーツの二人が来たら

「主人(又は妻)が書くことになってますんで・・・」
「署名したらコブラツイストくらいますんで・・・」
「私ら家族を応援したいという署名を書いてもらえますか?(笑)」

などのコメントを準備したほうがいいと思います・・(笑)


先日行われた
NLPの授業はのちほどレポートしますぅ~

ではでは

コメント下さいね
by mori2006 | 2009-02-01 00:47
<< 不景気を軽く吹き飛ばす秘訣?そ... あまのじゃくの私って人に好かれ... >>




ネット起業しました。一番、ツライのはとてつもない孤独感に襲われることと、結果がなかなか伴わないこと・・。時折、ウツっぽくなる事も・・。
by mori2006
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