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人を動かす3原則-その3 最終章

本文より抜粋


第一次大戦中に彼(当時の英国の首相・ロイド・ジョージ)
とともに活躍した連合軍の指導者

ウィルソン、オーランドー、クレマーソン、らが
とっくに世間から忘られているのに

彼一人が相変わらず
その地位を保持していた

その秘訣を問われて




彼は

「釣り針には、魚の好物をつけるに限る」

と答えた




自分の好物を問題にする必要が
どこにあるだろう?



そんなことを問題にするのは
子供じみたばかばかしい話だ



もちろん、われわれは
自分の好きなものに興味を持つ


生涯持ち続けるだろう

しかし

自分以外には、だれも、
そんなものに興味は持ってはくれない

だれもかれも

われわれ同様、
自分のことで一杯なのだ



だから


人を動かす唯一の方法は

その人の好むものを問題にし
それを手に入れる方法を教えてやることだ

これを忘れては
人を動かすことはおぼつかない




例えば

自分の息子をたばこを吸わせたくないと思えば
説教はいけない

自分の希望を述べることもいけない

たばこを吸うものは野球の選手になりたくてもなれず
百メートル競走に勝ちたくても勝てないことを証明してやるのだ

この方法を心得ていると

子供でも、子牛でも、またテンパンジーでも
意のままに動かすことが出来る




米国の心理学者、オーベストリート教授の名著
「人間の行為を支配する力」に次のような言葉がある



「人間の行動は、心の中の欲求から生まれる・・・・だから、
人を動かす最善の法は、まず相手の心の中なかに強い欲求を起こさせることである

商売においても、家庭、学校においてもあるいは、政治においても
人を動かそうとするものは、このことをよく覚えておく必要がある

これをやれる人は、万人の指示を得ることに成功し、
やれない人は、一人の支持を得ることにも失敗する」


こういう話がある

鉄道王アンドルー・カーネギーの義妹は、

"エール大学に行っているむすこふたりのことで
病気になるほど心配していた"

二人とも自分のことだけを考えて
家には、手紙を一通もよこさないのである

彼らの母がいくら躍起になっても
返事がこない・・・。


カーネギーは、甥たちに手紙を書いて
返事を出させることが出来るかどうか
百ドルの賭けをしようと言い出した

掛けに応じるものがいたので
彼は甥たちに手紙を出した

とりとめのないことを書いた手紙である

ただ追伸に、
二人に5ドルづつ送ると書き添えた

しかし
その金は同封しなかった

甥たちからはすぐに
感謝の返事がきた

「アンドリュー叔父さま、お手紙ありがとう・・・」

あとの文句はご想像にお任せする




人を説得して何かやらせようと思えば
口を開く前にまず自分に尋ねてみることだ

「どうすれば、そうしたくなる気持ちを
相手に起こさせることができるか?」

これをやれば
自分勝手な無駄口を相手に聞かせずに済むはずだ


自動車王ヘンリーフォードが
人間関係の機微に触れた至言を吐いている-

「成功に秘訣と言うものがあるとすれば、
それは、

他人の立場を理解し
自分の立場と同時に

他人の立場からも物事を見ることの能力である」

実に味わう言葉ではないか
まことに簡単で、分かりやすい道理だが、それでいて

たいていの人は、たいていの場合
見逃している



バーバラ・アンダーソン夫人は、
ニューヨークのある銀行に勤めていたが

息子の健康のためにアリゾナ州フィーニクス市へ移りたいと考え
次のような手紙をフィーニクス市にある12の銀行宛に送った

「拝啓 

銀行員としての私の10年の経験は
目覚しい発展を続けられている
貴行のご関心をさそうものと信じ
この手紙を差し上げる次第でございます

私は、現在ニューヨークの
バンカーズ・トラスト・カンパニーの支店長を務めております

今日まで、当社における銀行業務につき
各種分野の経験をつみ

預金、信用貸付、ローン、経営管理などあらゆる面に
通暁するにいたりました

5月にはフィーニクス市に引っ越す予定でございますが
その節にはぜひとも貴行のご発展に微力を尽くしたい
所存でございます

つきましては、4月3日からの週に
御地を訪ねることにいたしておりますので

貴行の目的に照らしていかなる寄与をなしうるか
直接お話できる機会をいただければまことに幸いに存じます

敬具」

このアンダーソン夫人の手紙に対する反応は?

12のうち11行が面接を求め、
彼女はそのなかから1行を選んだのである

そうなった理由

それは、
彼女が自分の希望を述べたのではなく

自分が相手の銀行でどんな役に立つか
つまり、焦点を自分ではなく相手側にあわせたからである



「自己主張は人間の重要な欲求の一つである」

これは、ウィリアム・ウィンターの言葉であるが
われわれは、この心理を仕事に応用することが出来るはずだ

何か素晴らしいアイデアが浮かんだ場合
そのアイデアを相手に思いつかせるように仕向け

それを自由に料理させてみてはどうか

相手はそれを自分のものと思い込み
二皿分も平らげるだろう

"まず相手の心の中に強い欲求を起こさせること。

これをやれる人は
万人の支持を得ることに成功し

やれない人は、
一人の支持者をえることにも失敗する"


人を動かす原則その3

強い欲求をおこさせる



●読後の感想●

う~ん、つまり

アイデアを思い浮かぶと
それを相手に自然にうまく言わせ

自分が言ったように思わせる・・・

すると、そこに、~したいな、
という強い欲求が相手側に発生する、ということか・・

おっと

"女性を口説く時使おうかな~"と、
0.2秒でも考えたそこのあなた!

そう、モニター画面見ながら、
人差し指で自分をさしてる中高年男性のあなた!

ヒジョーに賢いが、女性の第6感は
ヒジョーにあなどれませんよ・・

それでは
by mori2006 | 2008-09-19 23:58
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ネット起業しました。一番、ツライのはとてつもない孤独感に襲われることと、結果がなかなか伴わないこと・・。時折、ウツっぽくなる事も・・。
by mori2006
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